モンステラはつる性の着生植物で、付着根で樹木やヤシ類などに這い上がって伸びていきます。自生地では、葉茎のサイズが1回りも2回りも大きく育ち、環境が合うとサトイモ科特有の形の花が咲いて実もなります。深い切れ込みや穴がある葉形が独特なので室内に飾る観葉植物としてとても人気があります。南国の雰囲気があり、アロハシャツにもよく描かれています。
高温多湿に強く、耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。日当たりが悪い場所にも置けますが、日陰に長期間置くと節間が広くなり、株が軟弱になるので注意しましょう。できるだけ日光に当てたほうが、しっかりした株に育ちます。春から秋に戸外やベランダなどに置いた株は、冬は室内に取り込みます。
春~秋の生長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。気温が低くなってくると生長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりを行いましょう。モンステラを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。