ネオレゲリアは熱帯~亜熱帯アメリカに97種分布する着生植物です。多くは株がロゼット状で、葉縁にはとげがあります。開花期になると株中央の筒状部とその周辺の葉が赤く色づき、筒状部の中に剣山状の花をつけますが、花は筒状部の上までは伸び出しません。
ネオレゲリアは、日当たりの良い明るい場所を好みます。夏の強い日差しは葉焼けしてしまうため遮光が必要ですが、暗い場所では葉の色が悪くなってしまったり、徒長して間延びした姿になってしまうため光量管理は重要です。
高温多湿の熱帯地方の植物なので、年間を通じて20℃から30℃ほどの気温で管理することをこころがけます。
春から秋頃までは、ロゼット状に広がった葉の筒状の根本に、水が溜まっている状態にします。溜められる量が決まっているので、多くの水やりを必要とはしません。常に少量の水が溜まっておく状態を保ちましょう。秋からは徐々に水を減らしていき、冬が到来したら、葉の生え際に溜まっている水はすて、霧吹きなどの葉水に変えます。葉の表面を湿らす程度の吹付けで大丈夫です。
環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は4~7月頃が最適です。
大きな葉っぱに大胆な切れ込みが入った人気の観葉植物、モンステラ。その小型種がヒメモンステラです。小さいのでスペースをとらず、加えて、日が当たらなくても育つ丈夫な性質があるので置き場所を選びません。