空気中の湿度や微細な栄養素を取り込むエアープランツの一種です。葉は細長く銀白色を帯びており、表面にはトリコームと呼ばれる小さな毛が密生しています。このトリコームは湿度を吸収する役割を果たし、乾燥した環境でも水分を確保することができます。原産地のグアテマラでは、高温多湿な環境で自生していますが、家庭でも比較的育てやすく、室内のインテリアとしても人気があります。光に対しては強い耐性があり、明るい場所を好みますが、直射日光を避けることが望ましいです。逆に、日陰でもある程度は成長することができるため、置き場所に困ることが少ないのも魅力の一つです。花は白色で、開花時期は特に決まっておらず、条件が整えば不定期で咲きます。
明るい間接光が差し込む場所での栽培が最適です。直射日光は避け、風通しの良い環境を心がけましょう。湿度を好むため、特に乾燥する季節には霧吹きで葉に水を与えると良いです。温度は年中を通して15℃以上を保つようにしてください。室内での栽培が一般的ですが、冬場は特に冷え込みに注意が必要です。
水やりは霧吹きで行い、葉全体がしっとりする程度に与えましょう。頻度は週に1〜2回程度で十分です。過度な水やりは根腐れの原因となるため注意が必要です。肥料は特別必要ありませんが、成長を促進させたい場合は、春から夏にかけて希釈した液肥を月に1回程度与えると良いでしょう。冬の間は成長が鈍るため、水やりの頻度を少し抑えるようにします。