熱帯に生息するサトイモ科の植物であり、赤やピンク色のハート型お皿のような仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的です。これは花ではなく、ここから細い尾のように出てきた黄色い突起が花になります。長期間楽しめる苞を観賞する鉢花として栽培されるほか、観葉植物として楽しむ種類もあります。
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。強い日光に当てると葉焼けしますが、暗すぎる場所に置くと花が咲かなくなるので注意します。高温には強い植物ですが、低温には弱いので、10℃以下にならない様に気をつけましょう。ベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいからは室内に取り込んで下さい。
用土の過湿は嫌いますが、多湿を好みます。春から秋の成長期は鉢土が乾いてから水を与えますが、乾燥するときは夕方も葉水を与えるとよいでしょう。気温が10℃を切ってくると成長が緩慢になります。水をあまり必要としなくなるので表面の土が乾燥してから2~3日経ってから水やりをしてください。
大きな葉っぱに大胆な切れ込みが入った人気の観葉植物、モンステラ。その小型種がヒメモンステラです。小さいのでスペースをとらず、加えて、日が当たらなくても育つ丈夫な性質があるので置き場所を選びません。